Google AdSenseでGDPR(EU一般データ保護規則)に対応する方法
結論から言うと、Google アドセンス側(Google 提供の同意管理プラットフォーム)で設定を完了しているなら、Next.js 側で特別に追加の実装をする必要は基本的にはありません。 以下、ポイントを整理します。
googleアドセンスでの設定方法
はじめに
最近、Google AdSense のダッシュボードにアクセスすると、GDPRメッセージの作成に関する画面が表示されることがあります。
GDPR(EU一般データ保護規則)は、欧州経済領域(EEA)や英国、スイスなどからのアクセスがあった際に、ユーザーのプライバシーとCookieに関して同意を取得することを求める規則です。
本記事では、実際にGoogleアドセンス側で「同意管理ソリューション(CMP)」を設定し、GDPRに対応するための流れを解説します。
1. そもそもGDPRとは?
GDPR は「General Data Protection Regulation」の略称で、主にヨーロッパ圏で施行されている個人情報保護のための法律です。
欧州からあなたのサイトへアクセスがあった場合、Cookieによるデータ収集や広告のパーソナライズに関して、ユーザーの同意を求めることが義務付けられています。
日本国内向けのみの場合は?海外からのアクセスがほとんどない場合は対象外と考える方も多いですが、少しでも海外アクセスがあれば、万が一のためにGDPR対応をしておくのがおすすめです。
2. Googleアドセンスの管理画面に出る表示とは?
Googleアドセンスを利用していると、あるタイミングから次のような画面が表示される場合があります:
GDPRメッセージを作成します
オプトアウトします
メッセージを作成しません など
通常は、一番上の「GDPRメッセージを作成します」を選択して進めると、AdSense ダッシュボードでCMP(Consent Management Platform)の設定画面に遷移できます。
逆に「メッセージを作成しません」を選択すると、欧州圏からのアクセスに対して同意取得を行わない状態になり、将来的に広告収益に影響が出る可能性があります。
3. GDPRメッセージの作成・公開手順
3.1 メッセージタブへ移動
AdSenseダッシュボードの「プライバシーとメッセージ」または「メッセージタブ」を開きます。
3.2 GDPRメッセージを作成ボタンをクリック
画面にある「GDPRメッセージを作成」ボタンをクリックすると、設定ウィザードが開きます。
3.3 サイトと基本情報を登録
サイトの選択
既にAdSenseに登録済みのサイトURLが表示されるので、対象サイトにチェックを入れます。
次に「サイト名」「プライバシーポリシーURL」「サイトロゴ」などを入力・アップロードしましょう。
プライバシーポリシーのページがない場合は、簡単でもいいので作成しておきます。
言語の選択
表示されるメッセージの言語を選びます。通常は「日本語」でOKです。
ユーザーの同意オプション
「同意する / 同意しない / オプションを管理」の3ボタンを含むパターン
または「同意する / 閉じるボタン」のシンプルなパターンなど、複数から選ぶ形式です。個人的には、同意する・しないを明示させる設定が無難です。
3.4 メッセージ内容の確認と公開
設定項目を一通り入力したら、「続行」→「確認」画面に進みます。
メッセージのプレビューが表示されるので、内容を確認して問題なければ「公開」をクリック。
不備がある場合(プライバシーポリシーURLが無い、ロゴが設定されていないなど)は差し戻しされるので、指示通りに修正しましょう。
4. 設定後はNext.js側の対応は不要?
ほとんどの場合、「はい、特にソース変更は不要」 です。 Google CMP(同意管理ソリューション)をAdSense管理画面で設定完了していればOK.
すでに _document や <Head> タグに広告コード(アドセンススクリプト)を挿入しているなら、そのままで問題ありません。
今後、欧州圏からのアクセスがあった際には、Google側のメッセージが自動的に表示され、ユーザーの同意状況に応じてパーソナライズ広告の制御が行われます。
追加で考慮する場合
サイト全体のCookie制御を独自で行いたい場合は、サードパーティのCMPツールを導入し、Cookieやトラッキングをサイト側でブロック・許可するといった実装が必要になることもあります。
一方、AdSenseだけに絞って同意管理するのであれば、GoogleのCMP機能だけで十分です。
5. まとめ
GDPRメッセージの作成は、基本的にAdSenseダッシュボード上のウィザードに沿って進めるだけでOK。
プライバシーポリシーのURLやロゴなど、必要情報を忘れずに設定することがポイントです。
設定完了後、特にNext.js側での追加実装はなくとも広告配信に問題はありません。
欧州のアクセスが少なくても、世界中から思わぬ流入がある可能性もあります。トラブル防止や広告収益の安定のためにも、GDPR対応の同意管理を設定しておくと安心です。
参考リンク
→ フロントエンド エンジニア
- Flutter / スマホアプリ 開発中。
- Next.js / TypeScript /
TailwindCSS を学習中。
EC maker
